「安定」第一!将来性がある仕事に就きたい!

将来性がある仕事「看護師」に役立つ資格

将来性がある仕事とは

不安定な世の中になり、将来性のある仕事に就きたい人が増えているみたいですね。安定した仕事を探すための知識を紹介します。

看護師のキャリアアップにつながる資格

看護師のキャリアアップにつながる資格

認定看護師

特定の分野で熟練した看護技術や知識をもっていて、高水準な看護が提供できると認定された看護師が取得できるのが認定看護師の資格です。現場での看護だけでなく、他の看護師の指導や相談に乗ることもできます。
5年以上の実務研修が必要で、そのうち3年は認定看護分野の実務研修です。指定の教育機関でカリキュラムを受けなければなりません。受講をしたら認定審査があり、無事に通れば認定証がもらえます。認定証は5年毎に更新しなければいけません。
2020年末では全国で21,847名の認定看護師が活躍しています。最も多い分野は感染管理で、次に皮膚・排泄ケア、そして緩和ケアになっています。ちなみに一番少ないのは不妊症看護でした。この資格が取得できれば医療機関で働くのはもちろんのこと、分野によっては介護施設とか訪問看護ステーションなどでも活躍できますよ。

専門看護師

専門分野の知識や技術を深め、高い水準の看護が提供できる看護師に与えられる資格が専門看護師です。看護実務や他の看護師への教育の他、専門職同士の調整や研究などもおこないます。専門看護師になるには、看護系の大学院を修了して日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の単位を取得しなければなりません。そして通算で5年以上の実務研修が必要です。実務研修の3年以上は専門分野でなければなりません。最後に書類審査と筆記試験に合格すると専門看護師として認定されます。
認定後は5年毎に更新が必要です。医療機関、訪問看護ステーションで活躍できるほか、大学などで教育に関わることも可能です。2020年末では全国で2,733名の専門看護師がいます。認定看護師よりもはるかに少なく希少な存在です。マネジメント業務も担当できるため、組織を支える存在になれるでしょうね。

認定看護管理者

看護師長や看護部長など管理者向けの資格として認定看護管理者があります。管理者としての資質をもち、組織を発展させていけると認定された看護師に与えられます。5年以上の実務経験が必要です。さらに、【1】認定看護管理者教育課程(180時間)を受講している、【2】看護管理を専攻し修士号を取得して修士課程修了後の実務経験が3年以上ある、【3】師長以上の管理経験が3年以上あって看護管理を専攻し修士号を取得している、【4】師長以上の管理経験が3年以上あって管理に関連する学問領域の修士号を取得している、以上の【1】~【4】のうちいずれかが必要になります。要件を満たして認定看護管理者認定審査に合格すると資格が取得できます。認定後は5年毎に更新が必要になります。2020年末では4,551名が認定されています。

特定行為研修制度

2015年からはじまった制度です。資格ではないですが、受講すれば医師しかできなかった医療行為の一部が看護師でもできるようになります。研修を受けると医師に確認することなくケアが可能になる場面が増えるので、活躍の場が広がるでしょうね。まだまだ少数ですが、今後はニーズが高まっていくと思いますよ。