職場は仕事をして利益をあげることを目的としています。いい職場というのは、優れたビジネスモデルや商品、サービスをもっていて、きちんと利益を出しているところをいいます。
多くの利益を出していても、それだけでは働く人にとって必ずしもいい職場とはいえませんよね。利益がきちんと社員に還元されているかどうかは重要なチェックポイントですね。人こそが宝だと考えている経営者がいる職場なら、当然ですが同業他社よりも給与が高いはずです。単純に給与が高いからいい職場というわけではなくて、従業員を大切にする姿勢があって、その結果が給与の額に現れるのではないでしょうか。
業種・売上規模が同じような職場なら、労働時間が短いほうが生産性が高いということになります。働く側としても、同じ給与ならば、働く時間は短いほうがいいですよね。
有給消化率が高い職場は、従業員が余裕をもって働けていることを表しています。これは働きやすさにも関わる指標だと思います。無理なく仕事ができれば余裕が生まれます。新しいことにチャレンジしたり、今までと違う方法を試してみたりといったクリエイティブなことに時間をつかうことができます。休みが取りやすい職場であれば、プライベートも充実して普段の仕事も集中して挑むことができるでしょう。有給消化が少ない職場は、従業員数に余裕がないことが多く、フル稼働している可能性があります。
経営者や上司、人事の人がキャリアに関する発言が多い職場は、部下や従業員を大切に思っていて、キャリアを真剣に考えてくれている証拠だと思います。採用面接のときからキャリアに関する質問があったり部下のキャリアに関する発言が多かったりする職場は、人を育てようという考えがあり、いい職場である可能性が高いでしょう。
雇用条件などにおいて選択肢が多い職場は、従業員一人ひとりに合った働き方を考えてくれていて、個人のポテンシャルを十分発揮できるよう配慮してくれているいい職場だといえるでしょう。フレックス・時短・リモートなど、雇用形態の種類などを事前に確認しておくといいかもしれませんね。
人事評価が公平な職場は年齢に関係なく役職者となっている場合が多いです。若くても結果を出せば重要なポストに就けるような職場はいいですよね。
退職者が少ない職場は、居心地がよく愛着をもって働ける職場だということです。逆に退職者が多い職場は、何か問題があるのかもしれません。新卒の場合は、平均すると3年で3割が辞めるそうです。この数字を上回るような職場は危険だと思いますよ。
病気や出産などで一時的に休職しても、もどってくる人が多い職場は、また働きたいと思っている人が多いということだと思います。仕事を探している人に自分の職場を紹介できるという人が多いところも同様ですね。